デザイン制作に役立つ日本語フリーフォントまとめ
バナーやWebサイト、チラシ、資料などの制作では、使用するフォントによってデザインの印象が大きく変わります。
この記事では、デザイン制作に取り入れやすい日本語フリーフォントを、書体やイメージ別に紹介します。
記事の後半では、目的に合ったフォントを検索・比較できるサイトもまとめています。
イメージ別おすすめフォント早見表
| 作りたいイメージ | おすすめフォント |
|---|---|
| シンプル・読みやすい | Noto Sans Japanese、M+ FONTS |
| やさしい・親しみやすい | 源柔ゴシック、フロップデザインフォント |
| モダン・スタイリッシュ | スマートフォントUI、マキナス4 |
| 企業・信頼感 | コーポレート・ロゴ、コーポレート明朝 |
| 上品・和風 | はんなり明朝 |
| 高級感 | コーポレート明朝、刻明朝フォント |
| レトロ | むつき、幻ノにじみ明朝 |
| 手作り・温かい | うずらフォント |
| 子ども向け | こども丸ゴシック |
| 漫画・吹き出し | やさしさアンチック |
| 個性的なロゴ | マキナス4、GD-高速道路ゴシックJA |
読みやすく汎用性の高いゴシック体
資料やWebサイト、バナーなど、幅広い制作物に使用しやすいゴシック体です。
Noto Sans Japanese/源ノ角ゴシック
シンプルで読みやすく、本文から大きなタイトルまで幅広く使用できるゴシック体です。文字の太さが複数用意されているため、同じフォントだけでも情報の強弱を付けられます。
向いているデザイン
文字の種類を増やさず、太さだけでメリハリを付けたい場合にも便利です。

M+ FONTS
クセが少なく、さまざまなデザインになじみやすいゴシック体です。
ウェイトや書体のバリエーションが豊富で、本文、見出し、タイトルなど、用途に合わせて使い分けられます。
向いているデザイン
読みやすさを重視したデザインに向いています。
源柔ゴシック
源ノ角ゴシックをベースに、文字の角を丸くした丸ゴシック体です。一般的なゴシック体よりもやわらかく、親しみやすい印象を与えられます。丸みの強さと文字の太さに複数の種類があり、デザインに合わせて選べます。
向いているデザイン
やさしい印象にしたいものの、手書き風フォントほどカジュアルにしたくない場合に使いやすい書体です。

フロップデザインフォント
手書きの温かみと、ゴシック体の読みやすさを併せ持ったフォントです。ひらがなはやわらかく、カタカナは少しシャープにデザインされています。
向いているデザイン
手作り感を出しながら、文字の読みやすさも保ちたい場合に向いています。
スマートフォントUI
少し縦長にデザインされた、モダンな印象のゴシック体です。一般的なゴシック体よりデザイン性がありますが、文字の形が分かりやすく、タイトルや短い文章にも使用できます。
向いているデザイン
横幅が限られている場所や、文字をすっきり見せたい場合にも便利です。
上品さや高級感を出せる明朝体
明朝体は、上品さ、信頼感、伝統、高級感などを表現しやすい書体です。
はんなり明朝
筆で書いたようなリズムを持つ、やさしい印象の明朝体です。明朝体の上品さを保ちながら、温かみや親しみも感じられます
向いているデザイン
和風デザインだけでなく、洋菓子や美容などの上品なデザインにも使用できます。
刻明朝フォント
漢字に対して、ひらがなやカタカナが小さめにデザインされた個性的な明朝体です。文字を入力するだけでも独特のリズムが生まれ、ロマンチックで物語性のある印象になります。
文字を入力するだけでも独特のリズムが生まれ、ロマンチックで物語性のある印象になります。
向いているデザイン
長い本文よりも、タイトルや短いコピーに使用すると特徴を生かせます。
コーポレート明朝
やや縦長で、一般的な明朝体よりもデザイン性のあるフォントです。フォーマルな雰囲気があり、企業向けのデザインや高級感を出したい場面に適しています。
向いているデザイン
落ち着いた信頼感と、少しモダンな印象を両立したい場合に使いやすい書体です。
幻ノにじみ明朝
紙にペンで書いたような、わずかなにじみを持つ明朝体です。通常の明朝体にはないアナログ感があり、レトロでノスタルジックな雰囲気を表現できます。
向いているデザイン
フォントを使用するだけで、印刷物のような味わいを加えられます。

ロゴや大きな見出しに使いやすいフォント
コーポレート・ロゴ
企業やサービスのロゴをイメージして作られた、モダンでシンプルなフォントです。
ひらがなとカタカナが少し縦長に設計されており、文字を入力するだけでも締まった印象になります。
向いているデザイン
ボールドとミディアムの2種類があり、ロゴや大きなタイトルではボールド、少し控えめな見出しではミディアムなどの使い分けができます。
商用のロゴ、販促物、商品などにも利用でき、Illustratorでアウトライン化した後に文字を加工することも可能と案内されています。
マキナス4
直線的な形の中に、手書きのようなわずかな不均一さを持つ個性的なフォントです。
アナログで書いた文字をデジタル化したような雰囲気があり、一般的なゴシック体とは異なる印象を出せます。
収録タイプ
Flatが標準的な形で、Squareはさらに角張った印象の書体です。
向いているデザイン
本文よりも、大きな見出しや短い文字に使用することで、フォントの特徴を生かせます。
商用利用可能なOpenType形式のフリーフォントとして公開されています。



GD-高速道路ゴシックJA
高速道路の案内標識で使用されていた文字を再現した、独特の形を持つゴシック体です。直線を中心とした形ですが、少し不均一な部分があり、一般的なデジタルフォントにはない味わいがあります。
向いているデザイン
そのまま使用するほか、Illustratorで加工してロゴのベースにする使い方も考えられます。
手書き感や親しみを出せるフォント
うずらフォント
上手すぎず、崩れすぎない、自然な手書き感を持つフォントです。手作り感や親しみを伝えたいデザインで使いやすく、イラストとも合わせやすい書体です。
向いているデザイン
長文全体に使用するよりも、短いメッセージや補足部分に使用すると読みやすくなります。
やさしさアンチック
漫画のセリフに使われるアンチック体をベースにしたフォントです。
漢字はゴシック体に近く、ひらがなやカタカナには明朝体のような強弱があり、漫画らしい印象になります。
向いているデザイン
人物のイラストと吹き出しを組み合わせたデザインに適しています。
こども丸ゴシック
手書きのようなやさしさを持つ、丸みのあるゴシック体です。
文字ごとに色を変えたり、少し傾けたり、白いフチを付けたりすると、楽しい雰囲気を表現できます。
向いているデザイン
子ども向けだけでなく、やさしさや安心感を出したいデザインにも使用できます。

レトロな雰囲気を出せるフォント
むつき
古い印刷物を思わせる、レトロな雰囲気の明朝体です。懐かしさだけでなく、重厚感や上品さも感じられます。
向いているデザイン
古い写真や、少しくすんだ色の背景と組み合わせると、フォントの雰囲気を生かせます。
フォントを検索・比較できるサイト
使用したいフォントが決まっていない場合は、検索サイトやまとめページから、デザインのイメージに合うものを探せます。
FONT FREE
日本語の無料フォントを、書体やイメージから探せる検索サイトです。
https://fontfree.me
主な検索方法
「ロゴ」「おしゃれ」「かっこいい」などのキーワードでも検索できます。
各フォントには、ひらがな、カタカナ、漢字の収録状況や、商用利用に関する表示が付いています。
このような場合に便利
コリス「日本語のフリーフォントまとめ」
多数の日本語フリーフォントを、ジャンル別に確認できるまとめページです。
https://coliss.com/articles/freebies/japanese-free-fonts.html
主なカテゴリー
各フォントの特徴に加えて、商用サイト、印刷物、同人誌などで利用できるかも記載されています。
このような場合に便利
いいフォント
「いいフォント」は、日本語で使えるフリーフォントを、書体、イメージ、使用目的などから探せる検索サイトです。
https://goodfreefonts.com/
角ゴシック体や明朝体といった一般的な書体分類だけでなく、「サムネイル」「プレゼン資料」「ロゴ制作」など、実際の制作物に合わせて検索できる点が特徴です。
書体から探す
デザインのイメージから探す
制作したいデザインの雰囲気は決まっているものの、具体的なフォント名が分からない場合に便利です。
用途・制作物から探す
Webサイトや印刷物だけでなく、動画、SNS、漫画、推し活など、用途に合わせて候補を探せます。
条件から探す
漢字を含む文章で使用したい場合や、商用制作に使用できる候補を探したい場合にも便利です。
閲覧数ランキング
サイト内でよく見られているフォントがランキング形式で掲載されています。
フォント選びに迷った場合や、現在よく利用されているフリーフォントを知りたい場合の参考になります。
このような場合に便利
フリーフォントを使用するときの注意点
無料でダウンロードできるフォントでも、すべての用途に自由に使用できるとは限りません。
使用前に、必ずフォントの公式配布ページで最新の利用規約を確認してください。
確認する項目
- 商用利用が可能か
- Webサイトで使用できるか
- 印刷物で使用できるか
- ロゴに使用できるか
- 商品やパッケージに使用できるか
- フォントを加工できるか
- クレジット表記が必要か
- Webフォントとして利用できるか
- フォントファイルの再配布が禁止されていないか
まとめサイトに記載されている情報が古くなっている場合もあるため、最終的には配布元の利用規約を基準に判断します。
まとめ
フォントを選ぶ際は、最初に制作物で表現したいイメージを決めると探しやすくなります。
本文には読みやすいゴシック体や明朝体を使用し、タイトルや見出しには特徴のあるフォントを使用すると、読みやすさとデザイン性を両立できます。
候補が決まっていない場合は、「FONT FREE」や「コリス」のまとめページを活用し、書体やデザインのイメージから探してみてください。
フォントをダウンロードする際は、必ず配布元の最新の利用規約を確認しましょう。












